10/7第57回田中地区市民運動会

今年もまた、熱いあの日がやってきました。

前日までの予報では、台風25号の影響による強風等が心配されましたが、当日はそういったことが全くなく、朝からまぶしい太陽とやさしいそよ風が田中中学校の校庭を包んでくれました。

そんな中、各町会・自治会のプライドをかけた熱戦が繰り広げられ、笑いあり、涙ありの楽しい時間が過ぎていきました。

老若男女、世代を超えた地域の皆さんが一堂に会し、町会・自治会内外問わず、お互いに協力しあいながら競技が進行していく場面を多々拝見いたしました。そんな場面を間近で接するたびに、田中地域の皆様の温かさを改めて感じました。

綱を一生懸命引く大人たちの姿。

町会勝利のために全速力で走る姿。

大人が子供と一緒に整列して１つのボールを素早く手渡しできるように協力して頑張る姿。

玉入れの時に子供が投げた球がかごに入らなかったとき、その子を抱えてかごに球を入れさせてあげる大人の姿。

そして、子供長縄跳びで惜しくも足を引っかけてしまい、それでも悔しさを押し殺して笑顔でいたお子様･･･。

この運動会の至るところで、美しさや感動をたくさん見つけることが出来ました。

プログラムの１つに「借り人競走」がありました。私が記録撮影していた近くの町会のテントから、「中花崎町会の人はここにいますよぉ！」「花野井町会はこっちですよぉ！」という、たくさんの元気なお子様の声が聞こえてきました。競技に協力してくれようとする一生懸命な姿勢、とてもステキだなと思いました。心癒されました。

また、地域内4小学校による対抗リレーも、非常に見ごたえのあるレースでした。グランドレベルからの写真撮影をしておりますと、選手の地面を蹴る振動が、私にも響いてきました。

ご参加された皆様、各町会・自治会選出の運営委員の皆様と運動会運営スタッフとしてご協力頂きました皆様、そして田中中学校はじめ、地域内各小学校の校長先生、教頭先生、先生方と生徒様方、関係各位の皆様方･･･。お暑い中、本当にお疲れさまでした。

運動会終了後の後片付けの際、用具を運びながら、ある運営委員のスタッフの方とお話しをいたしました。

「いやぁ、今年もお疲れさまでしたぁ～」

「今年も暑かった（熱かった(?)）ですねぇ」

「でもまぁ、たくさん楽しそうに参加してくれる人がいたから、それだけでもよかったですよね」

「ちなみに、明日、仕事です(泣)」

「それはそれは･･･お疲れ様です(泣)･･･」

たとえ準備や後片付けでいろいろと大変なことがあっても、毎年市民運動会は開催されます。

でもこの運動会のように、常日頃、何もかもを忘れて心底楽しめる身近な機会は、なかなかありません。

参加される皆様が、それぞれにそこに楽しみを見出して、笑顔になっていただけるならば、それはとても素晴らしいことだな、と昨日を振り返って思いました。

それだけに田中地区市民運動会は、老若男女みんなが一致団結して楽しめる機会だということで、田中地域が誇る、57年の歴史を脈々と受け継いできた素晴らしい伝統行事なのだな、と思いました。