視察研修2019
去る11月10日~11日に視察研修を行いました。
今回は、東京都立川市にある「立川防災館」を訪問し、防災をキーワードに、自治組織としての在り方(自助・共助)についてのヒントを得る機会となりました。
最近、私達も自然災害を肌で感じることが多くなりました。
いざという時の「自助」に加え、町会組織の「共助」がとても大切な役割を担っていることを皆様にも広く知って頂きたいと思います。
世間一般的に、「核家族化」「ご近所のお付き合いの希薄化」などが囁かれている今、町会組織の存在意義も問われています。
町会組織の本質の1つは「共助」です。
例えば、災害が起きて、避難を強いられた時、生活に必要な水を自分で用意したとします。これが「自助」。
警察、消防、自衛隊による救助及び支援、これが「公助」。
「町会組織を必要としない」という大半の方は、「それぞれに生活スタイルがあるし、災害対策のあらゆる活動は『公助』が担うべきだ」と考えていらっしゃるようです。
でも、果たして「公助」だけで、我々は辛い危機を乗り切ることができるでしょうか。
テレビ等のマスコミで報じられている通り、「公助」だけで乗り切ることは困難なのです。
その時に一番頼りになるのが、「共助」すなわち「町会組織」なのです。
常日頃から町会組織の活動を通じて、地域に住む皆様と交流を深めておくことは、いざという時に力を発揮するものなのです。
その町会組織の集合体でもある「田中地域ふるさと協議会」において、町会の垣根を越えて同じ田中地域に住む者同士、日ごろから交流を深めておくことが、「共助」の大切な要素の1つであることを再認識致しました。